パンツにはさまざまな呼び方があります。フランスではパンタロン、米英ではパンツまたはトラウザーズ、スラックス(リラックスしたトラウザーズの意味で用いられる)と呼ばれ、日本ではズボンとも呼ばれます。
女性のパンツの歴史は比較的新しく、1970年代から一般化しました。それまでの行動を制限するスカート時代の反動からか、普及スピードとデザインの発展はすさまじく、ホットパンツからハイヒールを前提とする長さまで丈のバリエーションが広がり、また用途別、プロポーション別に素材とシルエット、ディティールは日々新しいものが開発されています。なお、男性のルールに縛られたシルエットバランスと違い、パンツ着用を前提とした女性の上着のデザインは桁違いに多く、今後業界では、業務利便性に優れたパンツを核に、上着とのコーディネイトした新しいデザイン提案がさらに多くなると予想されます。